暖房の乾燥対策8選!湿度が下がる理由や起こりうるトラブルも解説

暖房による乾燥がお悩みではないでしょうか。冬の空気は冷たく乾燥しているため、暖房を使うと部屋の温度が急激に上がる一方、湿度が下がります。また、温風によって体から水分が失われるので肌や目など全身の乾燥が進みます。

この記事では、暖房で乾燥する理由や対策、乾燥によって起こりうるトラブルについて解説します。

エアコンと比べて乾燥しにくい暖房器具であるオイルレスヒーターもあわせて紹介するので、潤ったお部屋で快適に過ごしたい方は、ぜひお読みください。

暖房をつけると乾燥する2つの理由

人が快適に過ごせる湿度は40~60%といわれていますが、暖房が効いた部屋では湿度が20%台まで下がることも珍しくありません。

この章では、なぜ暖房によって乾燥するのかを解説します。前提として、日本の冬が乾燥しやすいことや、体からも水分が失われる理由を説明します。

1. 水分量が少ない空気を暖めることで相対的に湿度が低くなる

日本の冬の空気は冷たく乾燥していることと、その空気を暖房で暖めるとさらに湿度が下がることについて解説します。

冬は外気に含まれる水分量が少ない

空気のなかに含むことのできる水蒸気の量には限度があり、気温によって大きく異なります。

気温が高いほど空気中に多くの水蒸気を含むことができ、気温が低いと水蒸気は少ししか含めません。このことを相対湿度といいます。

相対湿度によって、気温が低いと湿度も低くなります。日本付近では冬になるとシベリアから冷たく湿度の低い北西の季節風が吹くため、冬は乾燥するのです。

水分量が変わらないまま温度だけを急激に上げることで乾燥する

近年の住宅では24時間換気システムの設置が義務化されていますが、義務化以前の住宅でも換気口があるため、室内の空気と外気は常に少しずつ入れ替わっている状態です。乾燥した外気を取り入れるので、室内の空気中の水分量も少なくなります。

暖房によって室内の空気が暖められると、保有できる水分量が上がります。温度を急激に上げると、保有できる水分量が増えているのに対し、室内の水分量は変わらないため、相対的に湿度が下がります。これが暖房によって空気が乾燥する理由です。

加湿をせずに暖めると、空気中の水分量が変わらないために湿度が下がる現象は、室温が何度であっても同様に起こります。そのため、「暖房で乾燥しない温度」というものは存在しません。

2. 温風によって体から水分が奪われる

暖房の温風によって、部屋だけでなく体からも水分が失われていきます。

エアコンやファンヒーターなどの暖房器具から出た温風が体にかかると、肌などの空気に触れる部分から蒸発した水蒸気が空気中に拡散されます。そのため、肌や目など全身の乾燥が進むのです。

暖房による乾燥で起こりうるトラブルやリスク

暖房の乾燥によって起こりうるトラブルやリスクを解説します。快適で安全な生活を過ごすためにも確認していきましょう。

肌や喉、目などのトラブル

乾燥によって肌や喉など全身のバリア機能が低下することで、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。

肌トラブルとしてドライスキンが挙げられます。乾燥によって角質層に小さなひび割れが起きバリア機能が低下することで、肌荒れやかゆみにつながります。

乾燥により涙の量が減少するため、ドライアイや疲れ目にもつながります。

風邪などの感染症

暖房による乾燥で喉・鼻などの粘膜を保護する機能が低下し、ウィルスに感染しやすくなります。くわえて、寒さと乾燥を好むウイルスが活性化することも、風邪やインフルエンザなどの感染症が起きやすくなる原因のひとつです。

さらに乾燥した室内では、咳やくしゃみから飛散したウイルスが長時間にわたり室内を浮遊するため、人から人へ感染が拡がりやすくなります。

脱水症状

暖房によって暖められた部屋では乾燥が進むため、冬でも脱水の危険性があります。

室内が乾燥すると肌や呼気から水分が失われる「不感蒸泄」が増えます。また、冬は喉の渇きを感じにくく水分補給が少なくなるため、気づかないうちに体の水分量が減っていきます。

喉の渇きやめまい、吐き気、疲れやすいなどの症状があったら脱水を疑いましょう。

【関連記事】暖房で気持ち悪くなるのはなぜ?対処法や快適に過ごせるオイルレスヒーターも紹介

火災リスク

冬は空気中の水分量が少ないうえに暖房を使うとさらに乾燥が進むため、火災が発生しやすい季節ともいわれています。

空気が乾燥すると、建物や家具などに含まれる水分量も減少します。そのため、引火しやすくなり火災が起こりやすくなるのです。

また、暖房器具の消し忘れや、間違った使いかたも火災の原因のひとつといえます。

暖房による乾燥を防ぐ対策5選

暖房による乾燥を防ぐ対策について、室内でおこなう方法を紹介します。

温湿度計を置いて湿度を可視化する方法や、湿度コントロールなどの簡単にできる方法のほか、暖房器具を変える選択肢も紹介します。

1. 温湿度計を置く

温湿度計を部屋に置いて、湿度・温度を見える化しましょう。

肌感覚では「今の湿度が何%なのか」が正確にわからないため、適切に湿度コントロールできません。

温湿度計は100円ショップでも購入できるので、リビングや寝室、乾燥が気になる場所に置いてこまめにチェックしましょう。

2. 加湿器を使う

加湿器を使って40~60%の快適な湿度にする方法です。湿度が上がると体感温度も高まるため、暖房の設定温度が同じでも、乾燥した状態と比べて暖かく感じられます。

加湿器を使えば、低温乾燥を好む風邪などウイルス対策にもなりますが、水タンクはカビが繁殖しやすいため注意が必要です。

カビが増えにくいスチーム式やハイブリッド式の加湿器を使ったり、こまめに水タンクを掃除したりして対策しましょう。

3. 部屋干しする

洗濯物を部屋干しすることで乾燥を防ぐ方法です。暖められた室内なら洗濯物も早く乾くので、活用されている方も多いのではないでしょうか。

ただし、暖房器具のすぐ近くに干すと、外出中や就寝中に洗濯物が落下して火災が発生することがあるため、注意する必要があります。

4. 料理やお湯の湯気を活用する

リビングやダイニングでは、料理の湯気を活用しましょう。お鍋やスープなど水分たっぷりの料理や湯沸かしの湯気によって湿度が上昇するため、加湿効果が期待できます。

また、お鍋やおでん、スープなどの料理を食べれば水分補給にもつながります。

5. 乾燥しにくい暖房器具を使う

ここまでに紹介した方法をためしても、乾燥が気になる場合や肌荒れなどのトラブルが続く場合は、部屋を乾燥させやすい暖房器具を使っているのかもしれません。

その場合には暖房器具を変えてみるのもよいでしょう。エアコンなどの温風を出す暖房器具よりも乾燥しにくく、安全性の高い暖房器具を、この記事の「乾燥しにくい暖房器具を選ぶならオイルレスヒーターがおすすめ」で紹介します。

暖房による乾燥でのダメージを軽減する対策3選

暖房による乾燥のダメージを体の内外から軽減する方法を紹介します。

普段の生活のなかに取り入れやすい方法なので、ぜひ習慣化してみてください。

1. 水分補給する

水分を摂ることで肌の乾燥を軽減する方法です。暖かく乾燥した室内では気づかないうちに体内から水分が出ていくため、肌も乾燥しやすくなります。

とくに冬は、喉の渇きを感じにくいため、水分補給の機会が減る傾向があります。

「喉の渇きを感じるまえに飲む」「飲む量を決めておく」などルールを決めておきましょう。

ただ、酒類などのアルコールやカフェインを含む飲み物を飲むと、利尿作用により体内の水分量が失われるます。水分補給の飲み物としては、白湯や麦茶など利尿作用のない物をおすすめします。

2. 肌のケアをする

肌を乾燥から守るために効果的な方法を紹介します。潤いを保つためには入浴時に肌を傷つけないことやスキンケアが大切です。

入浴時には熱いお湯やゴシゴシ洗いを避ける

入浴の際は熱いお湯やゴシゴシこする洗い方は避けましょう。熱いお湯に入ると肌から皮脂が失われ乾燥しやすくなるため、お湯を38~40度にします。

また、体を洗うときは保湿効果のあるボディソープで優しく洗いましょう。石けんとナイロンタオルでゴシゴシこすると皮脂を過剰に奪ううえに、肌の荒れもひどくなるため、乾燥や肌トラブルを進めてしまいます。

また、入浴後に体をタオルで強く拭きすぎると肌荒れにつながります。優しく拭くように心がけてください。

保湿剤を塗る

お風呂上がりや洗顔後すぐに保湿剤を使いましょう。皮ふの表面に保湿剤の膜を作ることで、水分の蒸発を防ぎ肌に潤いを与えます。

普段の生活でも、肌が乾燥していると感じたときにはこまめに保湿剤を塗りましょう。とくに水を使ったあとには肌から保湿成分が抜けやすくなっています。

乾燥が強い場合には、油分を含んだ保湿効果の高いタイプがおすすめです。保湿剤はさまざまな商品があるため、自分にとって使い心地のよいものを選んでください。

3. マスクを着ける

マスクを着用し、喉の粘膜を守ることによって喉の乾燥を予防する方法です。

会社などの外出先が暖房で乾燥している場合があります。自分の家であれば湿度コントロールなどの対策ができますが、外出先では難しいことが多いでしょう。

喉が乾燥すると、風邪などのウイルスから体を守る繊毛運動という機能が低下します。さらに、粘膜にはウイルスをはじめとした異物と戦う免疫細胞が存在しますが、乾燥状態では十分に機能しません。

喉の乾燥を防ぐことで、インフルエンザなどの感染症予防に役立ちます。

暖房による乾燥への対策では加湿のしすぎに注意

乾燥対策をおこなうことは大切ですが、加湿をしすぎるとダニやカビが発生しやすくなるので、注意が必要です。

ダニやカビは高温多湿な場所を好みます。最近の住宅は気密性・断熱性が高まったために、冬でもダニが増えやすい環境といえるでしょう。

また、加湿された暖かな空気が冷たい窓の表面にふれて結露すると、その場所からカビが繁殖します。

ダニやカビは、アレルギー性の病気の原因になるため防がなくてはなりません。加湿しすぎないよう、最適な湿度である40~60%を保ちましょう。

乾燥しにくい暖房器具を選ぶならオイルレスヒーターがおすすめ

乾燥しにくい暖房器具もあります。ここでは温風を出さないため肌や喉に優しく安全性の高いオイルレスヒーターを紹介します。

エアコンなどの温風を出す暖房とは異なる効果がありますので、ぜひお読みください。

温風を出さないので肌・喉に優しい

オイルレスヒーターは温風を出さずに輻射熱と自然対流でお部屋を暖めます。そのため、体から水分が逃げにくく、潤いを保ちやすいため肌や喉に優しいです。

エアコンやファンヒーターと比べて喉の乾燥感も少ないため、おうち時間を快適に過ごせるでしょう。

また、ハウスダストや花粉などの巻き上げを軽減するため、より健康的な暮らしが期待できます。

乾燥しにくく火事が起きにくい

冬は空気が乾燥するうえに、暖房器具によって火事が起こりやすい季節です。

しかし、オイルレスヒーターは温風を出す暖房と比べて乾燥しにくいのが特徴です。また、運転開始時には一部で100度近くまで上がることもありますが、平均的な表面温度は60~80度です。

ただし、安全のために就寝時は布団やベッドから1m以上離れた場所にオイルレスヒーターを置きましょう。就寝中の思わぬ接触を防いで、安心しておやすみできます。

また、従来のオイルヒーターより即暖性が高まっていることや、タイマーを使うことで起床前に素早く暖めることも可能です。

オイルレスヒーターは高い安全性と暖房能力を両立した暖房器具としておすすめです。

【関連記事】オイルヒーターの安全性は? つけっぱなしでも大丈夫な安全機能と注意点を解説

暖房による乾燥を防いで冬を快適に過ごそう

暖房で乾燥する原因は、冷たく乾いた空気が急激に暖められたことでさらに乾燥が進むことと、温風によって体からも水分が失われることです。

暖房による乾燥は、身近なところから対策できます。室内での対策方法は、温湿度計を設置したり、加湿器などで湿度コントロールしたりすることです。また、肌のケアやマスクの着用などで体から水分が失われるのを防げます。

乾燥しにくい暖房器具を使うこともおすすめです。オイルレスヒーターなら、温風を出さないので肌や喉に優しくお部屋を暖めます。

暖房による乾燥を防いで、暖かく潤いのあるおうち時間を楽しみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせやご相談はこちらから。

【参照サイト】福岡管区気象台「はれるんマガジン」

【参照サイト】順天堂大学 環境医学研究所「どう、対処?│かゆみと真剣勝負」

【参照サイト】三重県健康管理事業センター「乾燥が体に及ぼす影響と対策について」

【参照サイト】澤井製薬株式会社「冬の脱水に注意しましょう」

【参照サイト】東京消防庁「電気ストーブ等の火災に注意しましょう!」

【参照サイト】環境省「ウォームビズとは」

【参照サイト】桐生厚生総合病院「マスクを正しくつけてかぜを予防しましょう」

【参照サイト】佐野虎ノ門クリニック「寒い冬から喉を守る『湿度調整』」

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