暖房の設定温度は何度がいい?最適温度にする6つのポイントも解説

暖かく快適に過ごすことができ、電気代も節約できる暖房の温度は何度だろうとお悩みではないでしょうか。最適な暖房の温度は、お部屋の状況や個人差など、さまざまな状況によって変わります。そのため、自身で快適な温度を見極めることが重要です。

この記事では、快適に過ごせる温度の目安や電気代を節約するコツ、最適な温度に近づけるポイントを解説します。

また、最適温度にしやすい暖房器具であるオイルレスヒーターもあわせて紹介しますので、おうち時間を心地よく過ごしたい方は、ぜひお読みください。

暖房は何度がいいのかは状況ごとに異なる

暖房の最適温度はさまざまな状況によって異なるため、「何度が最適温度であるか」に一律の正解はありません。そのため、シーンごとに一人ひとりが心地よく感じる温度に調節することが必要です。

快適に感じる温度は個人差があるうえ、暖房器具や建物などの外的な要因によっても変化します。

一般的な快適温度として挙げられているのは18~22度です。ただし、これらは環境省のエコ活動「ウォームビズ」が推奨する20度近くの温度のため、節電の意図も含まれているのが実際のところです。そのため20度では寒く感じる方が多いかもしれません。

暖房の最適温度が異なる3つの理由

暖房を自分にあった温度に設定するには、最適な温度がどのような条件で変わるかを知ることが重要です。暖房の最適温度には個人差があるほか、住環境などのさまざまな条件によって異なる点について解説します。

1. 湿度によって体感温度が変わる

体感温度は湿度によって大きく変わります。湿度が低い場合は寒く感じ、反対に湿度が高い場合は暖かく感じます。

湿度が低いと寒く感じるのは、気化熱が生じるためです。湿度が低ければ、皮ふから水分が蒸発しやすくなり、その際に熱が奪われるために寒く感じるのです。

湿度が10%上がるごとに体感温度も1度上がると考えられているため、最適温度を維持するためには湿度を快適に保つことが重要になります。

2. 体感温度は性別や年齢によって異なる

体感温度は、性別や年齢などによって異なります。そのため、同じ部屋にいてもちょうどよく感じる人もいれば、暑過ぎたり寒過ぎたりする人もいます。

たとえば、乳幼児は体温調節機能が未発達だったり、高齢者は適切な温度を自身で判断したりすることが難しいかもしれません。そのため、周囲の人が適切な温度管理をおこなうことが重要です。

性別で見ると一般的に、女性は男性よりも基礎代謝が低い傾向にあるため、体が冷えやすいです。女性と男性を比べると、体感温度は3~5度程度の差があるといわれています。

体感温度は体型によっても変わります。筋肉質な人と比較すると、痩せている人は基礎代謝が低いため、寒さを感じやすいでしょう。

3. 居場所や部屋・建物の状態でも変わる

暖房に最適な温度は、部屋のどこにいるかや建物の構造などによっても変わります。南向きの日当たりのよい部屋は暖かく感じますが、反対に北向きで日当たりの悪い部屋や冷気の入りやすい窓の近くでは寒く感じます。

建物の断熱性能が低いと熱が外に逃げやすくなり、断熱性の低い窓の場合には、暖房時の熱の60%近くが流出するといわれています。

また、高い天井や吹き抜けがある場合に空調設計が不十分だと暖かい空気が上に溜まり、床が冷えやすいため暖かくなりにくいでしょう。これらの違いにより、同じ設定温度でも暖かく感じる場合と寒く感じる場合があります。

【部屋別】暖房の最適温度の目安

環境省主導のウォームビズでは冬の暖房温度を20度に推奨しています。20度とは設定温度ではなく、室内温度を指しています。

ただし、ウォームビズの20度は、エコも考慮された温度であるため、実際には寒く感じる人もいるでしょう。

最適温度は一人ひとり違うため、寒く感じるのであれば快適な温度に調節してください。

自室や寝室、風呂場などの空間ごとでも最適な温度は変わるため、ここでは部屋別の目安を紹介します。

自室

自室では、学生なら勉強、会社員ならテレワークなどをして過ごすことも多いでしょう。そのため、リビングや寝室とは最適な温度が異なる場合があります。

全国600名の学生を対象に行われた調査では「暖房をつけているときに勉強に集中できない」という回答が約6割ありました。

また、心療内科医師によると、脳を使うときには熱を発するため、頭部を適度に冷やさなければ勉強やテレワークに集中できないとされています。

勉強などの作業をする際には、自分自身が涼しいと感じる温度に設定することがおすすめです。人によっては、20度より低い温度を設定してもよいでしょう。

寝室

寝室の暖房に最適な温度は、16~21度といわれています。暑過ぎると布団をはいでしまったり、寒過ぎると眠りづらかったりするため、自身にあった温度に調節することが重要です。

また、暖房をつけたままにしておくと光熱費が気になるという場合には、タイマーを使うことが賢明です。

気温は深夜から早朝にかけて低下するため、就寝後2時間ほどでオフにし、起床の2時間前にオンにすれば、快適に眠れるでしょう。

脱衣所・風呂場・トイレ

急激な寒暖差によってヒートショックが起こりやすい脱衣所や風呂場、トイレは小型の暖房器具で暖めておきましょう。

リビングや寝室との温度差は、3~5度が適切といわれています。脱衣所や風呂場などを使う前に暖房で暖めておけば、寒暖差による体の負担を減らして、快適にお風呂やトイレが使えます。

【乳幼児・高齢者】暖房の最適温度

乳幼児や高齢者は体温調節が難しいため、周囲の人がよく観察して快適な温度に調整することが必要です。

ここでは、乳幼児と高齢者の特徴とともに、それぞれの最適温度について解説します。心地よく健康に過ごすために、確認しておきましょう。

乳幼児

乳幼児に適している室温は20~25度であり、湿度は50~60%が目安です。乳幼児は汗をかいて放熱するといった体温調節機能が未発達のため、気温の影響を受けやすいのが特徴です。

汗をかき過ぎている場合は薄着に着替えさせたり、手足が冷え過ぎている場合は1枚プラスして着せたりしましょう。こまめにチェックして温度や衣類を調節することが大切です。

高齢者

高齢者は体温調節機能が成人と比べて低い傾向にあるため、温度管理を適切におこなうことが重要です。体の水分量も少ないため、暖かくし過ぎた場合の脱水にも注意しましょう。

高齢者の暖房温度の目安は、20~22度といわれています。また、高齢者はヒートショックが起こりやすい傾向があるため、リビングや寝室以外の温度にも配慮しなくてはいけません。

とくに体全体が露出する入浴時には、急激な寒暖差によって体に負担がかかりやすくなるため、脱衣所や風呂場を事前に暖めることが必要です。リビングなどとの温度差を3~5度程度にして暖めるとよいでしょう。

電気代を考慮した暖房の最適温度  

冬に暖房器具を使ううえで、心地よさや快適さを重視するのも大切ですが、一方で電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。

環境省によれば暖房の設定温度を1度下げると、約10%の節電になります。

そのため、前述した部屋別や年齢別の最適温度をふまえて自身にあう温度を導き出したうえで、そこから1度下げると。電気代を考慮しつつ快適に過ごせるでしょう。

また、エアコンなどの電気代が高い暖房器具を使う際には、消費電力の少ない暖房器具を併用すれば、設定温度を下げつつも快適に過ごせます。

暖房を最適温度にする6つのポイント

快適に感じる温度は一人ひとり異なりますが、最適な温度に近づけるためのポイントは共通しています。

湿度コントロールなどの簡単に行える方法や、長期的にライフスタイルを見直す方法のほか、暖房器具を変える方法も解説しますので、参考にしてみてください。

1. 湿度を調節して体感温度を上げる

湿度を上げると体感温度も上がるため、加湿器などで加湿することによって快適な温度に近づくでしょう。

一般的に人が快適に過ごせる湿度は40~60%です。しかし、冬は乾燥しやすいうえに、エアコンなどの温風を出す暖房器具によって、湿度は20%台まで下がってしまうことがあります。

そのため、加湿器を使用したり洗濯物を干したりして、適切な湿度調整をしてください。

2. 気流をコントロールする

暖かい空気は部屋の天井側に上昇し、冷たい空気は床側に溜まる性質があります。

そのため、サーキュレーターや扇風機などで空気を循環させて、暖かな空気が部屋全体に行きわたるようにしましょう。暖房にエアコンを使っている場合は、対角線上にサーキュレーターを置くことで、空気を効率的にコントロールできます。

3. 暖房器具を併用する

暖房器具を組み合わせて使うことで、暖房費を節約しつつ、冷えやすい部分を効果的に暖めることができます。

たとえば、エアコンと電熱ブランケットを組み合わせると、エアコンの設定温度を低めにしたうえで、冷えやすい足まわりを電熱ブランケットで重点的に暖められます。

消費電力の大きい暖房の設定温度を控えめにしながら、こたつなどの消費電力の少ない器具を併用することで、節約と快適性を追求できるでしょう。

4. 窓の断熱をする

部屋で暖められた空気の約60%が、窓からの冷気によって冷たくなってしまいます。対策として、窓に断熱シートを張ったり、二重窓や三重窓にリフォームしたりして、部屋の空気を冷やさないようにしましょう。

断熱シートは安価で簡単に設置でき、効果的な方法なので試してみてください。窓の断熱対策によって暖かくなるため、節電効果も期待できます。

5. ライフスタイルを見直す

重ね着をしたり、体が暖まる食事にしたりするなど、ライフスタイルを見直すことも最適温度のために大切です。

衣食住の習慣を見直すにはそれなりの努力がいりますが、ちょっとした日常のコツで暖かく快適に過ごせます。

重ね着をする  

重ね着をすると服と服の間に暖かい空気の層ができ、快適に過ごせます。重ね着の枚数を増やすことで、空気の層が厚くなるため保温効果がさらに高まります。

また、重ね着することによって「3つの首」である首と手首、足首を暖める方法も効果的です。これらには、太い血管があるため冷気にさらしていると冷えやすい反面、重点的に暖めることで、体全体も暖まりやすくなります。

ネックウォーマーや手首をしっかり覆う衣服、レッグウォーマー、厚手のルームシューズなどで、冷えやすい3つの首を暖めましょう。

ただし就寝中は重ね着をすると汗が蒸発しにくく、寝返りもうちにくくなるため避けたほうが無難です。肩が冷えて眠りにくい場合は肩まわりだけを暖めるベストを着用すれば、快適な眠りにつながります。

体を暖める食事を摂る

鍋やおでん、シチューなど体を暖める食べ物を摂ることもおすすめの方法です。汁物などの湯気が立つ料理は加湿効果によって体感温度も上昇することから、暖房を控えめにしても暖かく感じやすくなります。

冬が旬の食材や根菜類(とくに生姜)は体を芯から暖めるため、鍋の具材として意識して食べるとよいでしょう。

6. 暖房器具を変える

ここまでに紹介した方法を試してみても、寒く感じて快適に過ごせない場合は、暖房器具自体が古かったり、スペックが低かったりするかもしれません。

その場合には、暖房器具を変えてみるのもよいでしょう。体感温度が高く感じられる暖房器具を選ぶと、自身の最適な温度にすることができ、快適なおうち時間を過ごせる可能性が高まります。

暖房を最適温度にするにはオイルレスヒーターがおすすめ

最適な温度は、一人ひとりの状況や部屋の構造などによって異なりますが、より最適温度に近づけやすい暖房器具もあります。

ここでは、体感で暖かく感じやすい仕組みのオイルレスヒーターを紹介します。エアコンなどの温風が出る暖房器具とは異なる効果が期待できますので、ぜひご覧ください。

輻射熱と自然対流で部屋全体を暖める  

オイルレスヒーターは、輻射熱と自然対流で日だまりのような暖かさを作り出します。輻射熱によって壁や天井も含めて部屋全体が暖まっているため、換気をしても温度が下がりにくいことも特徴です。

暖かさをキープしやすいので、換気によって新鮮な空気を取り入れつつ、部屋に含まれるウイルスやハウスダストを部屋の外に排出しやすくなります。そのため、健康面でも快適に過ごせるでしょう。

湿度が下がりにくいから暖かく感じる

エアコンやファンヒーターなどの温風を出す暖房器具は、部屋を急速に暖める反面、湿度が下がりやすいために、暖まった感じがとぼしい傾向にあります。

一方で、オイルレスヒーターなら輻射熱と自然対流によって湿度を下げずに暖めるため、体感として暖かいのが特徴です。また、湿度が下がりにくいので潤いを保ちやすく、お肌やノドにも優しく快適に過ごせるでしょう。

最適温度に調整しやすいオイルレスヒーターで冬を快適に過ごそう

暖房の最適温度は、年齢や性別などの個人差があるほか、建物や部屋の状況などさまざまな条件によって異なります。

暖房を最適な温度にするには、湿度・気流のコントロールや、暖房器具の併用、窓の断熱やライフスタイルの見直しをすることが効果的です。

そのほか、最適温度に調節しやすい暖房器具を使うこともおすすめです。オイルレスヒーターなら、輻射熱と自然対流で部屋をぽかぽかと暖めます。さらに、湿度を下げないので、体感で暖かく感じやすいでしょう。

最適な温度を保ち、暖かく快適なおうち時間を楽しみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせやご相談はこちらから。

【参照サイト】東京都健康長寿医療センター「入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう」

【参照サイト】東京都保健医療局「指針No.36 乳幼児の居住環境」

【参照サイト】環境省「ウォームビズとは」

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