ビールを飲むとき、缶やビンから直接飲むと、本来の味や香りを十分に楽しめない可能性があります。しかしビールグラスに注ぐと、味わいの違いを感じ、より美味しく飲むことができるでしょう。
本記事では、自分にぴったりなビールグラスの選び方や、より美味しく飲むためのコツを解説します。ビールグラスが持つ魅力も紹介するので、これまで缶やビンから直接飲んでいた人や、ビール好きな知人へのプレゼントを考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
缶やビンからそのまま飲むよりも、ビールグラスに注いで飲む方が、味や香りを存分に楽しめます。ビールを味わう時間を充実させるため、ここではビールグラスの持つ魅力やメリットを紹介します。
ビールグラスに移して飲むことで、味わいや香りに変化を感じられます。缶ビールは、そのまま飲むとアルミのにおいがしてしまうおそれが、ビンで飲むと飲み口が狭くて香りが感じにくくなるおそれがあるでしょう。
グラスに移し替えると飲み口が広くなるため、よりビール本来の香りを楽しむことも可能です。また、グラスに注ぐことで、炭酸が適度に抜けて口当たりのよい泡を作れます。
しっかりと立った泡は、炭酸抜けや香りが飛ぶのを防いでくれる効果があるため、より長い時間ビールを楽しめるでしょう。
直接飲むのとは異なり、ビールがグラスに注がれるときの泡や色を視覚的に楽しめるのも魅力のひとつです。さまざまなビールを飲むときは、味の違いだけでなく泡の質や色の違いも楽しめるでしょう。
自分好みのビールグラスを使うと気分も上がり、より特別感のある時間を過ごせます。
ビールグラスは、贈り物としてもぴったりの品物です。ビールグラスは美味しくビールが飲めるメリットだけでなく、グラスそのものにも魅力があります。
おしゃれでデザイン性のあるグラスや、ビール以外の飲み物にも使える実用的なアイテムなら、プレゼントとしても喜んでもらいやすいでしょう。ペアグラスとして販売しているものも多くあるので、結婚祝いや記念日などの贈り物としておすすめです。
どのようにビールを楽しみたいのかによって、グラスの選び方は変わります。ここでは、項目ごとに選ぶときのポイントを紹介します。数多くあるビールグラスの中から自分にぴったりなものを見つけて、ビールを飲む時間を充実させましょう。
ビールグラスの形状によって感じる味わいが異なります。以下の表を参考にして、お好みの飲み方ができるグラスの形状を見つけましょう。
形状の種類 | 特徴 |
タンブラー型(円筒型) | ・一般的な形のグラスで、汎用性が高い・コクやのどごしを楽しみたい人におすすめ |
チューリップ型 | ・脚付きのため、手の熱が伝わりにくい・注ぐときにグラス内で対流が発生しやすく泡持ちがよい・香りを感じながら飲める形状 |
ジョッキ型 | ・取っ手がついており、グラスに厚みがある・のどごしを楽しみたい人向け |
ヴァイツェングラス | ・中央にくびれがある見た目のグラス・クリーミーな泡立ちで、長く香りを楽しめる |
フルート型 | ・縦長で脚付きの形状・シャンパングラスのような見た目・飲み口が狭いため、炭酸が抜けにくく泡を作りやすい |
パイント型 | ・飲み口が広く、底に近づくほど狭くなる形状・香りと味わいを感じやすい特徴がある |
ピルスナー型 | ・細長く背が高いことが特徴・底までの高さがあるため、クリーミーかつ長持ちする泡を作れる・飲み口も広く、風味を楽しめる形状 |
味や香りの感じ方だけでなく、好みの形を選ぶことも長く使う上で大切なポイントになるでしょう。
グラスは主に3つの素材から作られており、それぞれ特徴が異なります。以下の表で好みの素材を見つけてみましょう。
素材の種類 | 特徴 |
ガラス製 | ・注いだときの色や泡の状態が見えるため、視覚的な楽しみがある・泡の量が見えるので、ビールと泡の割合も確認しながら注げる |
ステンレス・金属・銅製 | ・熱が伝わりやすいため、冷たさを感じやすい・二重構造になっている真空断熱タイプなら保冷力が高く、長時間冷たさをキープでき、水滴がつかない・シンプルなデザインのものが多い・耐久性がある |
陶器製 | ・表面がざらっとしているため、濃厚でクリーミーな泡を作りやすい・口当たりがまろやかに感じる・グラスのデザインにこだわりを出せる・視覚的な楽しみがある・内側にコーティングがあるものは、泡立ち方が異なる可能性があるので注意 |
ビールグラスの素材によって、楽しみ方や感じ方が変わります。ビールを飲むときに、なにを重視したいのかによって選ぶ素材も変わるでしょう。
グラスに注げる容量も確認しておくことも大切です。一度開けたビールは、空気に触れると酸化が進んでしまいます。よって、普段飲んでいるビールの容量や、自分が飲む量を考慮しつつ、一度で注ぎきれるグラスの大きさを選びましょう。
缶ビールなら350mlもしくは500mlが一般的です。
ビールグラスの厚みによって、口当たりやのどごしが変わります。薄手のグラスは繊細な味わいや口当たりを、厚手のグラスは冷たくのどごしのよさを楽しめるでしょう。
ただし、薄手のグラスには、ぬるくなりやすく割れやすいという注意点があります。また、厚手のグラスは事前に冷やしておかないとビール自体がぬるくなる点に気をつけなければいけません。
素材や形状だけでなく、グラスのデザインにもこだわるとよいでしょう。自分好みのビールグラスなら、気分が上がりビールを飲む楽しさがさらに増します。また、プレゼントにするなら、送る相手にあわせてデザイン性や上質さなどから選ぶと喜ばれやすいでしょう。
グラスで飲むビールを、さらに美味しくするためのコツを紹介します。これからグラスで飲もうと思っている人は、ぜひ知っておいてほしい内容です。
日本で主に飲まれているビールには、ラガービールとエールビールがあります。それぞれの特徴と、美味しく飲めるグラスの形状は以下のとおりです。
ラガービール | エールビール | |
特徴 | ・苦味のあるのどごしや、マイルドな味わいが特徴・冷やして飲むのが美味しいとされる | ・フルーツのような香りやコクのある味わいが特徴・常温(13℃程度)で飲むのが美味しいとされる |
おすすめのグラス | ・のどごしを楽しめるタンブラー型・冷たさをキープしやすいジョッキ型 | ・香りを楽しみやすいチューリップ型 |
ビールの特徴を活かせるグラスを見つけて、違いを感じながら飲むのもひとつの楽しみ方です。
冷やして飲むと美味しいラガービールは、グラスもほどよく冷やしておくのがおすすめです。冷たさが伝わりより美味しく飲めます。ただし、キンキンに冷たくして飲みたい場合や、早くグラスを冷やしたい場合でも、グラスを凍らせる行為は禁止です。
凍ったグラスは、急激な温度変化によって破損するおそれがあります。また、注いだ瞬間にビールも凍ってしまい、味が変化してしまう可能性もあるでしょう。常温で飲むのが美味しいエールビールは、グラスを冷やさないのがポイントです。
一般的におすすめの注ぎ方は「3度注ぎ」と呼ばれる方法です。
口当たりのよい泡ができあがり、最後まで美味しくビールが飲めます。一方で、スッキリとした味わいを求める場合は一気に注ぎきり、苦味や炭酸を強く出したければ泡なしでグラスに注ぐ方法も試してみるとよいでしょう。
注ぎ方を使い分けられると、ビールの楽しみ方にも幅が出て、より充実した時間が過ごせます。
ビールを美味しく飲むためには、グラスの取り扱いにも気をつけなければいけません。ここでは、主にビールグラスのお手入れ方法について解説します。
ビールグラスを洗うときは、専用のスポンジを使いましょう。他の食器を洗ったスポンジを使うと、油や汚れがグラスに移ってしまうおそれがあります。見た目の汚れだけでなく、味わいや泡立ちを損ねる原因にもなりかねません。
専用のスポンジで十分に泡立てて丁寧に洗い、すすぎ残しがないよう気をつけましょう。
洗い終わったグラスは、逆さまにして自然乾燥させます。ペーパータオルや布巾での拭き取りは、ほこりや糸くずが付着する原因になるので避けましょう。また、グラスに水垢がつかないように通気性のよい場所で乾燥させてください。
ほこり・細かな糸くず・水垢は、ビールの泡立ちや炭酸抜けの原因になる可能性があります。より美味しく飲むための重要なポイントなので、覚えておきましょう。
グラスが完全に乾燥したら、汚れが残っていないか確認しましょう。きれいなグラスでビールを飲むと、エンジェルリングと言われる泡のラインが残ります。一方、汚れがついたグラスは、キメの荒い泡や多くの気泡が生まれてしまいます。
エンジェルリングが残るようなきれいなビールグラスで、美味しいビールを楽しみましょう。
ガラス製のグラスや、チューリップ型でおしゃれなビールグラスを探しているなら『くつろぎビール』というビールグラスがおすすめです。職人さんが一つひとつ手作りで作り上げている、こだわりの品です。ここでは『くつろぎビール』の特徴を紹介します。
『くつろぎビール』は、土台部分が漆器、上部がガラスとなっているチューリップ型のビールグラスです。光沢感と華やかな色合いの漆部分が高級感を演出しているため、ガラス製の弱みでもある無機質さを感じさせません。
グラスに漆器の細工をするのは大変難しい技術となっており、職人さんの丁寧な手作業から作り出される特別な一品です。
和 × モダンなデザインの『くつろぎビール』は、黒・朱・緑・金の4色展開があり、足元のゴールドが華やかな印象を与えます。
漆部分の特性上、柄や色にばらつきがありますが、一点ものとしての特別感を出すこともできます。よって、結婚祝い、誕生日祝い、記念日、新居祝いなど、大切な節目の贈り物にもぴったりです。
さらに「ペアギフト」としてセットで贈れる点もたいへん魅力的です。ビール以外にも日常的に使えるデザインなので、コーヒーやジュースなどの飲み物でも活躍するでしょう。
『くつろぎビール』を使用する際の注意点は以下のとおりです。
くつろぎビールは職人さんが手作業で作っている一点ものです。漆の特性上、全く同じグラスが作れるわけではないため、破損などがおきないよう使用上の注意を守って利用しましょう。
缶やビンから直接飲むビールよりも、グラスに注いで飲むビールの方が、よりビール本来の味や香りを感じられます。グラスの形状や素材によって感じる味わいだけでなく、色や泡の状態を視覚的に楽しむことも可能です。
自分好みのグラスを見つけると、よりビールを飲む時間が充実するでしょう。華やかで見た目がおしゃれな『くつろぎビール』というグラスは、職人さんの手作りでできる一点ものです。
特別感のあるグラスや、贈答用のグラスをお探しの方は、ぜひこちらからチェックしてみてください。
【参照サイト】原田産業株式会社
【参照サイト】たのしいお酒.jp
事業再構築補助金により作成
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