ヘリテイジヒーターの製作秘話

みんなにやさしく、あたたかいそんなヘリテイジヒーターが開発された道のりとは？

日本でオイルヒーターを製造してから約30年。ユーレックスのオイルヒーターは輻射熱を使った、空気を汚さない暖房機として多くの方に支持されてきました。

その一方で、オイルヒーターの利用者から届く声の中には、「重い」「暖まるまでに時間がかかる」といったご意見を頂くこともありました。

そこで使う人への「やさしさ」と行き届いた「気配り」を大切にしている私たちが目指したのは、「軽くて早い」暖房機。

試行錯誤をくり返し、たどり着いた答えが“オイルを使わない”ことでした。オイルヒーターを作り続けてきた会社が、オイルを使わないオイルレスヒーターに挑みます。

約2年の開発期間を経て、ユーレックスのオイルレスヒーター【ヘリテイジヒーター】が誕生しました。軽くて早い、暖かさの新機軸となる【ヘリテイジヒーター】で「あたたかく、しあわせな時間を」提供します。

オイルレスヒーターへの挑戦

オイルヒーターよりも軽くするためにはオイルを使わなければいいのでは。でも、オイルを抜いてヒーターを入れるだけの変更では軽くなるだけで、これまでユーレックスが培ってきた優しい暖かさを表現することができない。

我々のそのこだわりは強く、空気を暖める“新しいヒーターの仕組み”を求めて研究を重ね、何台もの試験サンプルを作成し改善することを繰り返した結果、アルミのパイプと4本のヒーター（シーズヒーター）を使う構造にたどり着きます。

アルミは軽く、熱伝導が早いため、ヒーターの主材料にこのアルミを使うことで従来のオイルヒーターの弱点でもあった「暖まるのに時間がかかる」という課題を解決し、「軽くて早い」を実現することができました。

デザインに込められた想い

空気を汚さずに部屋を暖めるために、商品の形状にもこだわりました。冷たい空気は、暖められると上昇するという自然の摂理を利用するために、下からの空気を効率よく吸い込むために裾が広い台形の形になりました。

また、日本の家屋の部屋の大きさ、収納の少なさということも考慮して、どんなお部屋に置いてもインテリアとして違和感のない色使い、形、大きさも考えています。日本人が良く使用するダイニングテーブルの下にも入るような高さになっており、しゃがまずに操作ができる上面操作を採用しています。

この点はオイルヒーターの開発でもこだわり続けたことで、使う人への「やさしさ」と行き届いた「気配り」を意識しています。

カスタマイズする楽しさ

ヘリテイジヒーターの特長である天面パネルは2枚のグリルを使用してその模様を表現しています。この模様は日本製であることのこだわりから和柄を意識しており、あえて2枚のグリルを組み合わせることで立体的に見えるような工夫をしています。雪の結晶のようにも見えるこのデザインは、雪が降る長野県で作っていることを込めています。

グリルの色にもこだわりました。初代の色は、暖かさを想起しすることでオレンジを採用しています。
オレンジはコーポレートカラーでもあるので、ユーレックスの商品であることを印象付ける意味もありました。

現在の色は、テラコッタ（うすレンガ色）を採用しています。少し控えめな色なので使用空間のインテリアテイストを問わず気軽に自然に取り入れやすいカラーになります。茶色に近いナチュラルさとあたたかみを備えた雰囲気があり上質なあたたかさと安らぎの時間を提供するやさしさの色として採用しました。

この色に辿りつくまでには様々な色の試作品を作って検討を行ってきましたが、最後まで悩んだ色もあり、この色もお客様に届けたいという思いから、私たちにとっては大きな挑戦となる商品カスタムサイトを立ち上げ、お客様に色を選んでいただく事を開始しました。ヒーターを自分好みにカスタムなんてと思われるかもしれませんが、天面パネルの色を変えるだけでも、印象が大きく変わりますので、自分の好きな色を選ぶ楽しさも感じて欲しいです。

あたたかく、しあわせな時間を

ヘリテイジヒーターは、ファンが無いので音が出ず、風が出ないので乾燥もしにくく、空気を汚さない暖房機です。寝室や、書斎、趣味のお部屋、子供部屋など、音や風が邪魔だと感じるお部屋でお使いいただくことを想定して開発しました。

30年間オイルヒーターを作り続けた経験と技術を全て受け継ぎ、進化した商品として、自信をもってお届けする商品です。是非皆さんに使っていただいて、暖かさを実感していただきたいです。